
銀山平今昔
只見川は今日も青葉若葉のかげを水面に映し、せん緩と
音たてて流れている。あたかも千年一日のように。
この川、千年の流れには色々な人間の営みが、さながら
曼陀羅絵のように描かれ、又数々の哀歓を漂わせている。
遠く長寛の昔、尾瀬三郎藤原頼国が都恋しさの悲涙をそそぎ、
又降って寛永の頃銀鉱発見の湯之谷郷の百姓源蔵が
息セキ切って山を下る姿を映し、さらに銀山華やかだった
明暦、元禄の頃おい水辺に佇んだであろう元禄遊女のあで
姿に想いをはせて、しずかに転変興亡の跡をかえりみると感慨一入である。
文 湯之谷村商工観光課発行 「銀山平 伝説と史実」より
昭和20年代の銀山平 手前は石抱橋 中央に伝之助小屋
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